※ Broadcom は次Q EPSガイダンスを公表していない(売上・粗利率・OpEx・税率などの個別項目のみ開示する方針)ため、EPSガイドチャートは非表示。

AVGO Broadcom ── 直近8四半期 ビート分析(実績 vs アナリスト予想) アナリスト予想(コンセンサス)実績次Q売上ガイド (midpoint, $B)(ガイド対象Q基準)02040608010014.7614.9Q2 FY25↑ Q1 FY25発表 2025/3/615.715.8Q3 FY25↑ Q2 FY25発表 2025/6/517.0217.4Q4 FY25↑ Q3 FY25発表 2025/9/418.319.1Q1 FY26↑ Q4 FY25発表 2025/12/1120.5622Q2 FY26↑ Q1 FY26発表 2026/3/428.3529.4Q3 FY26↑ Q2 FY26発表 2026/6/43534.8Q4 FY26↑ Q3 FY26発表 2026/9/236.94Q1 FY27↑ Q4 FY26未定 発表予定-10%-5%0%+5%+10%+1%+1%+2%+4%+7%+4%-1%

株価推移 × 売上ビート率

点の色: 大幅ビート 軽ビート 軽ミス 大幅ミス。点の大きさはビート率の絶対値。 / 末尾「直近」は2026-09-03時点の終値(決算とは独立)。

売上・EPS 推移:実績 vs アナリスト予想

AVGO Broadcom ── 直近8四半期 ビート分析(実績 vs アナリスト予想) アナリスト予想(コンセンサス)実績予想(NTMコンセンサス)売上(Revenue)02040608010014.6114.92Q1 FY25発表 2025/3/614.9915Q2 FY25発表 2025/6/515.8315.95Q3 FY25発表 2025/9/417.4918.02Q4 FY25発表 2025/12/1119.1819.31Q1 FY26発表 2026/3/422.222.19Q2 FY26発表 2026/6/429.4529.59Q3 FY26発表 2026/9/234.88Q4 FY26未定 発表予定 ← 実績 | 予想(コンセンサス)→ 36.94Q1 FY27予想40.33Q2 FY27予想44.74Q3 FY27予想-5%-2%0%+3%+5%+2%+0%+1%+3%+1%0%+1%
売上 前四半期比増減率
Q1 FY25n/a
Q2 FY25+1%
Q3 FY25+6%
Q4 FY25+13%
Q1 FY26+7%
Q2 FY26+15%
Q3 FY26+33%
Q1 FY27+25%
Q2 FY27+9%
Q3 FY27+11%
AVGO Broadcom ── 直近8四半期 ビート分析(実績 vs アナリスト予想) アナリスト予想(コンセンサス)実績予想(NTMコンセンサス)EPS ($, 非GAAP 希薄化後)02.04.06.08.010.01.491.6Q1 FY25発表 2025/3/61.561.58Q2 FY25発表 2025/6/51.651.69Q3 FY25発表 2025/9/41.861.95Q4 FY25発表 2025/12/112.032.05Q1 FY26発表 2026/3/42.392.44Q2 FY26発表 2026/6/43.243.32Q3 FY26発表 2026/9/23.83Q4 FY26未定 発表予定 ← 実績 | 予想(コンセンサス)→ 4.08Q1 FY27予想4.46Q2 FY27予想4.95Q3 FY27予想-10%-5%0%+5%+10%+7%+1%+2%+5%+1%+2%+3%
EPS 前四半期比増減率
Q1 FY25n/a
Q2 FY25-1%
Q3 FY25+7%
Q4 FY25+15%
Q1 FY26+5%
Q2 FY26+19%
Q3 FY26+36%
Q1 FY27+23%
Q2 FY27+9%
Q3 FY27+11%
AVGOBroadcom

Broadcom Inc.(AVGO)はAI向けカスタムASIC(XPU)とAIネットワーキング半導体の設計大手で、Google TPU等を製造受託する。2023年のVMware買収で得たインフラソフトウェアと半導体の2本柱。AI半導体売上はFY25 Q1の$4.1B→FY26 Q1の$8.4B(YoY+106%)へ加速し、次Q(Q2 FY26)ガイドではAI半導体$10.7B(約+140%)を提示。18か月で約$73Bのバックログを抱え、CEO Hock Tanは2027年にチップのみでAI売上$100B超の『line of sight』を表明した。AI成長期待は厚くガイダンスのレイズも続く一方、売上・EPSのヘッドラインのビート幅は+0〜3%と小さく、株価反応も一様でない(Q4 FY25はビートでも翌日-11.4%)。Micron/NVDAのように評価軸が完全に切り替わった『構造転換済み』と断じるにはまだ早く、ビート継続・成長期待として観察する段階。株価は2025/3のQ1決算反応後の約$195から2026/5には$447へ約2.3倍、時価総額は約$2.1T。

ビート/上振れ: +15%超 +5〜15% 0〜+5%ミス/下振れ: 0〜-5% -5〜-15% -15%超
項目
Q1 FY25
2025/3/6
Q2 FY25
2025/6/5
Q3 FY25
2025/9/4
Q4 FY25
2025/12/11
Q1 FY26
2026/3/4
Q2 FY26
2026/6/4
Q3 FY26
2026/9/2
Q4 FY26
未定
重要イベントAI半導体売上$4.1B(+77%)、売上・EPSともビートで次QのAIガイドも$4.4Bへ。翌日+8.6%売上は四半期最高もコンセンサスにほぼ一致(+0.1%)。AI売上$4.4B(+46%)・次QAIガイド$5.1B。ビート幅薄く翌日-5.0%AI売上$5.2B(+63%)に加速+新規第4顧客から$10B受注を開示。次Q売上ガイド$17.4B(コンセンサス比+2.2%)で翌日+9.4%売上+3.0%・EPS+4.8%でビート、AI売上$6.5B(+74%)。だがAI混在比率上昇でGM約1pt低下ガイドと割高感が嫌気され翌日-11.4%急落AI売上$8.4B(+106%)と倍増、次QAIガイド$10.7B(約+140%)。CEOが2027年AI売上$100B超の『line of sight』に言及、翌日+4.8%AI半導体売上$10.8B(+143%)、Q3 FY26売上ガイド$29.4B(事前street比+3.7%・YoY+84%)、うちAI半導体$16B(+200%超)。FY27 AI売上$100B超のテーゼを再確認、AI bookings累計>$30B。ただしバイサイドの最高期待(売上$30B+、AI$11.3B+)には届かず、6/4 RTH中に事前リークで-12.6%($479.23→$418.91)、翌6/5もさらに-7.9%($385.73)と2日で約-20%。時価総額は2日で$500B超が吹き飛んだAI半導体売上$16.7B(+221% YoY・+57% QoQ)。FY27 AI売上目標を「$100B超」から約$115Bへ引き上げ、FY28約$230Bを新規開示。ただしQ4 FY26売上ガイド$34.8Bが事前street約$35.0Bに約$200M届かず、粗利率ガイドも67.9%→66%へ低下。翌9/3は一時$342.33まで売られ終値$357.16(-2.7%)会社の次Q売上ガイドは$34.8B。2026/9/4時点のアナリスト予想は当期売上 $34.83 B / 非GAAP EPS $3.82、次Q (1Q 2027) 売上 $36.90 B / EPS $4.06(Koyfin 集約コンセンサス)。
売上実績/予測$14.92 B$15.00 B$15.95 B$18.02 B$19.31 B$22.19 B$29.59 Bn/a
アナリスト予想$14.61 B$14.99 B$15.83 B$17.49 B$19.18 B$22.20 B$29.45 B$34.88 B
ビート率+2.1%+0.1%+0.8%+3.0%+0.7%0.0%+0.5%n/a
YoY成長率+25.0%+20.0%+22.0%+28.0%+29.0%+47.9%+85.5%n/a
EPS実績/予測$1.60$1.58$1.69$1.95$2.05$2.44$3.32n/a
アナリスト予想$1.49$1.56$1.65$1.86$2.03$2.39$3.24$3.83
ビート率+7.4%+1.3%+2.4%+4.8%+1.0%+2.1%+2.5%n/a
会社ガイド $14.90 B $15.80 B $17.40 B $19.10 B $22.00 B $29.40 B $34.80 B n/a
アナリスト予想$14.76 B$15.70 B$17.02 B$18.30 B$20.56 B$28.35 B$35.00 B$36.94 B
上振れ率+0.9%+0.6%+2.2%+4.4%+7.0%+3.7%-0.6%n/a
会社ガイド n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
アナリスト予想n/an/an/an/an/an/an/a$4.08
上振れ率n/an/an/an/an/an/an/an/a
発表日終値$179.45$259.93$306.10$406.37$317.53$418.91$367.24n/a
翌日終値$194.96$246.93$334.89$359.93$332.77$385.73$357.16n/a
騰落率+8.6%-5.0%+9.4%-11.4%+4.8%-7.9%-2.7%n/a

注: Q3 FY26(2026/9/2 AMC 発表)の実績・ガイダンス・AI長期見通しは x-search(Grok)で集めた発表直後の複数 X 投稿(@FromValue / @_gurgavinz / @ThetradeByte / @ReconBull / @TradersCom / @thecalllog / @_MoarDonuts_ ほか)を中央値で集約。当期売上コンセンサスは $29.36〜29.47B 帯の中央値 $29.45B、Q4 FY26 売上ガイドの事前コンセンサスは $34.9〜35.03B 帯の中央値 $35.00B を採用した。株価3値は Koyfin OHLCV と stockanalysis.com 日次履歴で二重照合済み(9/2 $367.24 → 9/3 $357.16、-2.74%)。

注: Q4 FY26 はアナリスト予想のみ先行入力。当期 売上$34.83 B / EPS$3.82、次Q (1Q 2027) 売上$36.90 B / EPS$4.06 はいずれも 2026/9/4 時点で参照可能な Koyfin 集約コンセンサス。会社ガイダンス・実績・反応は発表後に更新する。

注: Broadcom は会計年度が11月初旬締め(FY2025 = 2024/11〜2025/11、四半期末は概ね2月初・5月初・8月初・11月初)。四半期は Broadcom 公式命名で『Qx FYyy』表記。reportDate は決算発表日(米国市場引け後)。

注: 実績・会社ガイダンス・AI半導体売上は Broadcom 公式IR / SEC EDGAR 8-K の一次情報。コンセンサスは CNBC(LSEG) を主、Investing.com 等を補助に突き合わせた代表値(±数%の誤差を含む)。株価は Yahoo Finance 日次終値(未調整close)で照合。

注: guidance の eps は全四半期 n/a(Broadcom は次Q売上+調整後EBITDAマージンのみガイドし、EPS の会社ガイドを出さない方針)。次Q売上ガイドは会社提示の単一値(midpoint 相当)。

注: 2024年7月に10:1株式分割済み。本表の全四半期(FY25以降)は分割後ベースのため調整不要(率=ビート率・YoY・騰落率は分割の影響を受けない)。

注: AI半導体売上は各四半期の event 欄に併記(Broadcom が毎期開示する、ヘッドライン売上の内数)。ガイダンス上振れ率 =(会社の次Q売上ガイド − 発表当時の次Q売上コンセンサス)÷ コンセンサス × 100。

注: Q1 FY26 の EPS コンセンサスは一部二次ソースが $1.88 / $1.67 と報じたが、LSEG 基準の $2.03 を採用(CNBC 一次読み取り)。これによりビート幅は+1.0%($1.88採用だと+9%と過大評価になる)。

注: Q2 FY26(2026/6/4 AMC)の数値は x-search(Grok)で集めた発表直後の複数 X 投稿(@ESB36121 / @DTechtrends / @InvestmentGuru_ / @stockmindsweb / @james_tackett1 ほか)を中央値で集約。Q3 FY26 ガイダンスコンセンサスは street の事前コンセンサス $28〜28.7B 帯の中央値 $28.35B を採用。バイサイド/whisper bar($30B 超、AI $11.3B 帯)は別途 event 欄に記載。

注: Q2 FY26 の stock 解釈: 6/4 RTH 中に既に事前リーク/期待調整で -12.59%(6/3 $479.23 → 6/4 $418.91)下げており、6/4 AMC 発表後の AH は @JUST_KAWS / @Hustle2Compound / @electnomics 等の late-evening (≈18:00 ET) 投稿で $417 前後(vs RTH close で約 -0.5%)に stabilize。当初は reportClose=$418.91 / nextClose=$417.00 / changePct=-0.5% と AH 終盤の暫定値で記載していたが、2026-06-05 の確定 RTH 終値は $385.73(-7.9%)で、AH の『微減で stabilize』より大幅に売られた。2026/7/29 に確定値へ上書き済み(stockanalysis.com 日次履歴と Turso valuation_snapshots で二重照合)。したがって決算反応の実態は『6/4 RTH 中に -12.6% を織り込んだうえ、翌 6/5 にさらに -7.9%』の 2 日で約 -20% であり、Q4 FY25 の -11.4% と同じ『良いがバーが極端』パターンがより強く出た形。

ハイライト決算: Q3 FY26

注目はQ3 FY26(2026/9/2発表)。Q2 FY26で据え置いてバイサイドを失望させた「FY27 AI売上$100B超」に対する答え合わせの回。Hock Tan は供給を確保したとしてFY27を約$115Bへ引き上げ、さらにFY28約$230Bを初めて示した。実績もAI半導体$16.7B(+221% YoY・+57% QoQ)、売上$29.59B(事前street $29.45B比+0.5%・YoY+85.5%)、非GAAP EPS $3.32(+2.5%)と全項目でビートしている。それでも翌9/3は一時$342.33まで売られ、終値$357.16(-2.7%)で終えた。効いたのはQ4 FY26売上ガイド$34.8Bが事前street約$35.0Bに約$200M(-0.6%)届かなかったことと、粗利率ガイドが67.9%から66%へ下がったこと。長期の絵を上方修正しても買われず、次の1四半期の数字だけが株価を動かす状態が続いている。AI混在比率の上昇による粗利圧迫の懸念は今期も残り、ビート継続・成長期待の枠のまま「ガイドの上振れ幅」と「粗利が崩れないか」を見極める段階。

AI半導体 長期見通しの変化

AVGO は総売上・EPS の通年ガイダンスを出さず、代わりに AI半導体セグメントの通年/長期見通しを CEO 口頭で言及する形を取る。 各四半期で「新規開示 / 上方修正 / 据え置き / 下方修正」のいずれに該当するかをトラッキングしている。 市場の期待に対して「据え置き」が出ると、上方修正期待が剥落して売られる原因になる(2026/6/4 Q2 FY26 の FY27 据え置きが典型例)。

四半期発表日対象会計年度言及された見通し前回比備考
Q1 FY262026/3/4FY27>$100B新規開示Hock Tan CEO が AI半導体売上 FY27 $100B超の『line of sight』を初めて公式言及
Q2 FY262026/6/4FY26$56B+180% YoY新規開示1H FY26 = $19B、2H で約2倍。6 XPU 顧客(Google/Meta/Anthropic/OpenAI+2社)の ramp と FY27 までの供給確保が裏付け
FY27>$100B据え置き← >$100BQ1 FY26 で示した line-of-sight を据え置き。バイサイドは『さらに上方修正』を期待していたため、据え置き=失望売りの引き金に。10GW+ の AI 演算容量を FY27 出荷予定、FY28 以降も視界に入る
Q3 FY262026/9/2FY26$58B上方修正← $56BQ2 FY26 で新規開示した $56B から小幅に引き上げ
FY27約$115B上方修正← >$100BHock Tan「供給を確保したので、AI売上を再び倍増させて約$115Bにする」。2四半期据え置いた line-of-sight を初めて数値で引き上げた
FY28約$230B新規開示初開示。「double then double again」。同時にデータセンターの電力・用地・ウェハ・メモリの制約が上限になりうるとも言及