MRVL Marvell Technology ── 直近7四半期 ビート分析(実績 vs アナリスト予想) アナリスト予想(コンセンサス)実績次Q売上ガイド (midpoint, $B)(ガイド対象Q基準)02468101.871.88Q1 FY26↑ Q4 FY25発表 2025/3/51.982Q2 FY26↑ Q1 FY26発表 2025/5/292.012.06Q3 FY26↑ Q2 FY26発表 2025/8/282.182.2Q4 FY26↑ Q3 FY26発表 2025/12/22.282.4Q1 FY27↑ Q4 FY26発表 2026/3/52.62.7Q2 FY27↑ Q1 FY27発表 2026/5/273.043.15Q3 FY27↑ Q2 FY27発表 2026/8/27-10%-5%0%+5%+10%+0%+1%+3%+1%+5%+4%+4%次Q EPSガイド(ガイド対象Q基準)01.02.03.04.05.00.60.61Q1 FY26↑ Q4 FY25発表 2025/3/50.670.67Q2 FY26↑ Q1 FY26発表 2025/5/290.730.74Q3 FY26↑ Q2 FY26発表 2025/8/280.770.79Q4 FY26↑ Q3 FY26発表 2025/12/20.740.79Q1 FY27↑ Q4 FY26発表 2026/3/50.910.93Q2 FY27↑ Q1 FY27発表 2026/5/271.081.1Q3 FY27↑ Q2 FY27発表 2026/8/27-10%-5%0%+5%+10%+2%0%+1%+3%+7%+2%+2%

株価推移 × 売上ビート率

点の色: 大幅ビート 軽ビート 軽ミス 大幅ミス。点の大きさはビート率の絶対値。 / 末尾「直近」は2026-08-31時点の終値(決算とは独立)。

売上・EPS 推移:実績 vs アナリスト予想

MRVL Marvell Technology ── 直近7四半期 ビート分析(実績 vs アナリスト予想) アナリスト予想(コンセンサス)実績予想(NTMコンセンサス)売上(Revenue)02468101.81.82Q4 FY25発表 2025/3/51.881.9Q1 FY26発表 2025/5/292.012.01Q2 FY26発表 2025/8/282.062.08Q3 FY26発表 2025/12/22.212.22Q4 FY26発表 2026/3/52.42.42Q1 FY27発表 2026/5/272.712.74Q2 FY27発表 2026/8/27 ← 実績 | 予想(コンセンサス)→ 3.15Q3 FY27予想3.72Q4 FY27予想4Q1 FY28予想4.31Q2 FY28予想-2%-1%0%+1%+2%+1%+1%0%+1%+0%+1%+1%
売上 前四半期比増減率
Q4 FY25n/a
Q1 FY26+4%
Q2 FY26+6%
Q3 FY26+3%
Q4 FY26+7%
Q1 FY27+9%
Q2 FY27+13%
Q3 FY27+15%
Q4 FY27+18%
Q1 FY28+7%
Q2 FY28+8%
MRVL Marvell Technology ── 直近7四半期 ビート分析(実績 vs アナリスト予想) アナリスト予想(コンセンサス)実績予想(NTMコンセンサス)EPS ($, 非GAAP 希薄化後)01.02.03.04.05.00.590.6Q4 FY25発表 2025/3/50.610.62Q1 FY26発表 2025/5/290.660.67Q2 FY26発表 2025/8/280.740.76Q3 FY26発表 2025/12/20.790.8Q4 FY26発表 2026/3/50.790.8Q1 FY27発表 2026/5/270.920.94Q2 FY27発表 2026/8/27 ← 実績 | 予想(コンセンサス)→ 1.1Q3 FY27予想1.36Q4 FY27予想1.47Q1 FY28予想1.53Q2 FY28予想-5%-2%0%+3%+5%+2%+2%+2%+3%+1%+1%+2%
EPS 前四半期比増減率
Q4 FY25n/a
Q1 FY26+3%
Q2 FY26+8%
Q3 FY26+13%
Q4 FY26+5%
Q1 FY270%
Q2 FY27+17%
Q3 FY27+17%
Q4 FY27+23%
Q1 FY28+8%
Q2 FY28+5%
MRVLMarvell Technology

データセンター向けカスタムAIシリコン(XPU/ASIC)と光DSP・ネットワーキングの大手。AWS等ハイパースケーラーのカスタムシリコンを設計受託する『AI半導体の隠れた本命』。決算は売上・非GAAP EPSとも毎期小幅にコンセンサスを上回る安定ビートだが、株価反応は次四半期のデータセンターガイダンス次第で乱高下する(Q4 FY25=2025/3 と Q2 FY26=2025/8 はビートでも翌日 -19.8% / -18.6%)。転機は Q4 FY26 (2026/3) で翌日 +18.4% と再評価が始動し、Q1 FY27 (2026/5) には次Q売上ガイド $2.70B(+35% YoY)を出して株価は $89 台から $200 超へ約2.4倍。ヘッドラインのビート幅は小さいが、AIカスタムシリコンの成長期待が厚い『ビート継続・成長期待』の典型例。

ビート/上振れ: +15%超 +5〜15% 0〜+5%ミス/下振れ: 0〜-5% -5〜-15% -15%超
項目
Q4 FY25
2025/3/5
Q1 FY26
2025/5/29
Q2 FY26
2025/8/28
Q3 FY26
2025/12/2
Q4 FY26
2026/3/5
Q1 FY27
2026/5/27
Q2 FY27
2026/8/27
重要イベントカスタムAIシリコン・DC売上+78%で売上/EPSビート、次Qガイドもコンセンサス($1.87B)は僅かに上回るも buy-side whisper($2B級)に届かず翌日-19.8%と20年来最大の急落記録的売上$1.90B(+63% YoY)・EPSビート、次Qガイド$2.0Bも堅調だがDC成長鈍化懸念で反応冷淡、翌日-5.6%売上・EPSはほぼコンセンサス通りもDC売上が予想下回り、次QのDC横ばいガイドでAI鈍化懸念、翌日-18.6%DC需要で売上・EPSともビート、Q4ガイドも堅調で前回の急落から一転、翌日+7.9%通年締めQ4売上が過去最高$2.22B(+22% YoY)・EPS$0.80でビート、次Q売上ガイド$2.40B(コンセンサス$2.28B比+5%)・EPS$0.79($0.74比+7%)が明確に上振れし再評価始動、翌日+18.4%急騰売上過去最高$2.42B(+28% YoY)、次Q売上ガイド$2.70B(+35% YoY)・EPS$0.93と強気でFY27/28見通し上方修正、翌日+3.1%・株価$200超へ売上過去最高$2.739B(+36.6% YoY)・EPS$0.94でコンセンサスを小幅上回り、次Q(Q3 FY27)売上ガイド$3.15B±5%・EPS$1.10±$0.05も事前予想($3.04B/$1.08)超え、通年見通しもFY27を$11.5B→約$12B・FY28を$16.5B→約$18Bへ上方修正。データセンターは$2.17B(+46% YoY、売上の約79%)。それでも粗利率のミックス悪化とGoogle向けカスタムチップ寄与の時期を嫌気し翌日-10.3%
売上実績$1.817 B$1.895 B$2.006 B$2.075 B$2.219 B$2.418 B$2.739 B
アナリスト予想$1.800 B$1.878 B$2.010 B$2.060 B$2.210 B$2.400 B$2.711 B
ビート率+0.9%+0.9%-0.2%+0.7%+0.4%+0.8%+1.0%
YoY成長率+27.4%+63.3%+58.0%+37.0%+22.0%+28.0%+36.6%
EPS実績$0.60$0.62$0.67$0.76$0.80$0.80$0.94
アナリスト予想$0.59$0.61$0.66$0.74$0.79$0.79$0.92
ビート率+1.7%+1.6%+1.5%+2.7%+1.3%+1.3%+2.2%
会社ガイド $1.875 B $2.000 B $2.060 B $2.200 B $2.400 B $2.700 B $3.150 B
アナリスト予想$1.870 B$1.980 B$2.010 B$2.180 B$2.280 B$2.600 B$3.040 B
上振れ率+0.3%+1.0%+2.5%+0.9%+5.3%+3.8%+3.6%
会社ガイド $0.61 $0.67 $0.74 $0.79 $0.79 $0.93 $1.10
アナリスト予想$0.60$0.67$0.73$0.77$0.74$0.91$1.08
上振れ率+1.7%0.0%+1.4%+2.6%+6.8%+2.2%+1.9%
発表日終値$90.14$63.73$77.23$92.89$75.68$198.70$241.45
翌日終値$72.28$60.19$62.87$100.20$89.57$204.83$216.62
騰落率-19.8%-5.6%-18.6%+7.9%+18.4%+3.1%-10.3%

注: Q2 FY27 は 2026/8/27 AMC 発表(発表前に置いていた『2026/8/20 発表予定・Koyfin 予想値』の先行入力を実績で置き換え済み)。実績は Koyfin の 2Q 2027(期末 2026/7/31)= 売上 2,739.3 百万ドル / 非GAAP EPS $0.94。当期の事前コンセンサス(売上$2.711 B・EPS$0.92)と次Qガイドの事前コンセンサス(売上$3.04 B・EPS$1.08)は、発表直後の決算リキャップ系 X 投稿(@faststocknewss / @schaeffers / @Schulz_Research / @InvestAlphaPro 等が「vs est」として引用した数値)の代表値。株価3値は Koyfin 日次終値の確定 RTH 値(2026/8/27 $241.45 → 8/28 $216.62)で、暫定値ではない。

注: Q2 FY27 では四半期ガイドに加えて通年見通しも引き上げられた(FY27 約$11.5B→約$12B・+約45% YoY、FY28 約$16.5B→約$18B・+約50% YoY)。本テーブルの『次Q売上ガイド』列は四半期ガイドのみを扱うため、通年の引き上げは event 欄の記述で補っている。

注: Marvell は会計年度が1月末〜2月頭締め(FY2025 = 2024/2〜2025/2、FY2026 = 2025/2〜2026/1、FY2027 = 2026/2〜2027/1)。四半期命名は Marvell 公式プレスリリースに従う。Marvell は引け後発表のため、株価反応(騰落率)は主に翌営業日終値に表れる。

注: 実績・会社ガイダンスは Marvell 公式IR / SEC 8-K(一次情報)、コンセンサスは LSEG / CNBC / Investing.com / Futurum 経由の事前コンセンサス代表値。株価は stockanalysis.com / Yahoo Finance / optionslam の終値を2ソースで照合。

注: EPSは非GAAP希薄化後。ガイダンス上振れ率 = 会社提示midpoint vs 事前アナリスト予想midpoint。

注: 次Qガイダンスの『事前アナリスト予想(street estimate)』は Koyfin 等から後追い取得が困難なため、当時(決算発表日±数日)の決算リキャップ系 X 投稿(@tenet_research / @marketsday / @Tradinguru55 / @PennyboisTrades / @dangerousteee / @JohnCochraneX 等が「guide vs est」として引用した数値)を複数突き合わせた代表値を採用。アグリゲータ差で±数¢/±0.01〜0.02$Bの揺れがある概算。Q4 FY26→Q1 FY27 の売上$2.40B(コンセンサス~$2.28B)・EPS$0.79($0.74) は複数投稿が一致した明確なビートで、翌日+18.4%急騰の主因。

ハイライト決算: Q2 FY27

MRVL の特徴は『毎期コンセンサスを小幅に上回る安定ビートなのに、株価反応が次四半期のデータセンター・カスタムAIシリコンのガイダンス次第で乱高下する』こと。Q4 FY25 (2025/3) は売上・EPSをビートしながら次Qガイドが市場の最強気予想($2B級)に届かず翌日-19.8%、Q2 FY26 (2025/8) もほぼ通過点の決算で次QのDC横ばいガイドを嫌気して-18.6%と、『ビートでも売られる』2四半期が続いた。転機は Q4 FY26 (2026/3)。過去最高の四半期売上$2.22B(+22% YoY)とEPS$0.80でビートし、さらに次Q(Q1 FY27)売上ガイド$2.40Bが当時のコンセンサス約$2.28Bを+5%・EPSガイド$0.79が$0.74を+7%上回る明確なガイダンス・ビート(これまでの『コンセンサス並みガイド』から一変)を出したことで、AIカスタムシリコン(XPU/ASIC)のランプが数字で裏打ちされ翌日+18.4%と再評価が始動。続く Q1 FY27 (2026/5) で次Q売上ガイド$2.70B(+35% YoY)・EPS$0.93を提示しFY27/FY28見通しを上方修正、株価は Q4 FY26 直後の$89台から$200超へ約2.4倍に化けた。そして Q2 FY27 (2026/8/27) が、その上方修正への答え合わせになった。売上$2.739B(+36.6% YoY)・EPS$0.94で当期をビートし、次Q売上ガイド$3.15Bは事前予想$3.04Bを+3.6%・EPSガイド$1.10も$1.08を+1.9%上回り、さらに通年もFY27を約$12B・FY28を約$18Bへ引き上げた——それでも翌日-10.3%。データセンターは$2.17B(+46% YoY)まで伸びて売上の約79%を占めるのに、粗利率のミックス悪化とGoogle向けカスタムチップの寄与時期が嫌気された。つまり『ビート幅が小さいと売られる』というQ4 FY25・Q2 FY26のパターンは、株価が2.4倍に上がって期待値が積み上がった局面で再び顔を出す。ヘッドラインのビート幅が一貫して小さいこの銘柄では、ビートしたかどうかより『どれだけ大きくビートしたか』が株価を決める。