SMCI Super Micro Computer ── 直近8四半期 ビート分析(実績 vs アナリスト予想) アナリスト予想(コンセンサス)実績次Q売上ガイド (midpoint, $B)010203040504.755.30Q3 FY24発表 2024/4/305.696.50Q4 FY24発表 2024/8/66.835.80Q1 FY25発表 2024/11/5 (暫定)Q2 FY25発表 2025/2/11 (暫定)5.856.00Q3 FY25発表 2025/5/66.456.50Q4 FY25発表 2025/8/57.4010.50Q1 FY26発表 2025/11/411.20Q2 FY26発表 2026/2/3-50%-25%0%+25%+50%+12%+14%-15%+3%+1%+42%+10%次Q EPSガイド00.40.81.21.62.00.760.80Q3 FY24発表 2024/4/300.760.75Q4 FY24発表 2024/8/60.580.61Q1 FY25発表 2024/11/5 (暫定)0.300.54Q2 FY25発表 2025/2/11 (暫定)0.440.45Q3 FY25発表 2025/5/60.460.46Q4 FY25発表 2025/8/50.490.50Q1 FY26発表 2025/11/40.63Q2 FY26発表 2026/2/3-100%-50%0%+50%+100%+5%-2%+4%+80%+2%0%+2%-5%

株価推移 × 売上ビート率

点の色: 大幅ビート 軽ビート 軽ミス 大幅ミス。点の大きさはビート率の絶対値。

売上(Revenue)010203040503.953.85Q3 FY24発表 2024/4/305.325.31Q4 FY24発表 2024/8/66.45Q1 FY25発表 2024/11/5 (暫定)5.83Q2 FY25発表 2025/2/11 (暫定)5.504.60Q3 FY25発表 2025/5/65.895.76Q4 FY25発表 2025/8/56.005.02Q1 FY26発表 2025/11/410.4012.74Q2 FY26発表 2026/2/3-50%-25%0%+25%+50%-2%0%-8%-3%-16%-2%-16%+23%EPS(非GAAP)04.08.012.016.020.05.786.65Q3 FY24発表 2024/4/308.036.25Q4 FY24発表 2024/8/60.76Q1 FY25発表 2024/11/5 (暫定)0.61Q2 FY25発表 2025/2/11 (暫定)0.500.31Q3 FY25発表 2025/5/60.440.41Q4 FY25発表 2025/8/50.400.35Q1 FY26発表 2025/11/40.550.69Q2 FY26発表 2026/2/3-50%-25%0%+25%+50%+15%-22%-3%-38%-7%-12%+26%
SMCISuper Micro Computer

Super Micro Computer(SMCI)はAIサーバー・液冷ラックの専業組み立てメーカーで、NVIDIA H100/H200/Blackwell世代のGPUサーバーを最も早く出荷できるベンダーとしてAIブームに乗って急成長した。直近8四半期はFY24Q3(2024年3月期)からFY26Q3(2026年3月期)までで、2024年8月にHindenburg Researchのショートレポートを受けて10-K提出が遅延、Nasdaq上場廃止リスクと監査法人EY辞任で株価が一時暴落するなど、純粋なAI上振れ銘柄から「ガバナンス+競争激化」をくぐる銘柄に変質した。FY26にはBlackwell Ultraの大型受注($13B超)で売上は四半期で$12B超まで拡大した一方、粗利率が9%台→6%台へ低下し利益伸長は鈍化。「売上はビート、利益は不安定」のパターン。

ビート/上振れ: +15%超 +5〜15% 0〜+5%ミス/下振れ: 0〜-5% -5〜-15% -15%超
項目
Q3 FY24
2024/4/30
Q4 FY24
2024/8/6
Q1 FY25
2024/11/5 (暫定)
Q2 FY25
2025/2/11 (暫定)
Q3 FY25
2025/5/6
Q4 FY25
2025/8/5
Q1 FY26
2025/11/4
Q2 FY26
2026/2/3
重要イベントAIサーバー需要爆発、通期ガイ上方修正Hindenburgショートレポート、株式分割10-K遅延、EY辞任、Nasdaq通知通期ガイ$26-30B→$23.5-25Bに引下げ顧客プラットフォーム移行待ちで失速、通期再下方修正通期FY26 $33B+ガイダンス公表設計勝利の出荷ずれでQ1売上未達、でも通期$36B+に上方売上$12.7B史上最高、粗利率6.4%へ圧迫
売上実績$3.85 B$5.31 B$5.94 B (暫定)$5.65 B (暫定)$4.60 B$5.76 B$5.02 B$12.74 B
アナリスト予想$3.95 B$5.32 B$6.45 B$5.83 B$5.50 B$5.89 B$6.00 B$10.40 B
ビート率-2.5%-0.2%-7.9%-3.1%-16.4%-2.2%-16.3%+22.5%
YoY成長率+200.0%+143.0%+180.0%+54.0%+19.0%+7.5%-15.0%+123.0%
EPS実績$6.65$6.25n/a (暫定発表のみ)$0.59 (暫定)$0.31$0.41$0.35$0.69
アナリスト予想$5.78$8.03$0.76$0.61$0.50$0.44$0.40$0.55
ビート率+15.1%-22.2%n/a-3.3%-38.0%-6.8%-12.5%+25.5%
会社ガイド$5.30 B$6.50 B$5.80 Bn/a$6.00 B$6.50 B$10.50 B$12.30 B (下限)
アナリスト予想$4.75 B$5.69 B$6.83 Bn/a$5.85 B$6.45 B$7.40 B$11.20 B
上振れ率+11.6%+14.2%-15.1%n/a+2.6%+0.8%+41.9%+9.8%
会社ガイド$0.80$0.75$0.61$0.54$0.45$0.46$0.50$0.60 (下限)
アナリスト予想$0.76$0.76$0.58$0.30$0.44$0.46$0.49$0.63
上振れ率+5.3%-1.6%+4.3%+80.0%+2.3%0.0%+2.0%-4.8%
発表日終値$85.64$61.74$34.13$40.04$32.81$58.86$43.05$29.70
翌日終値$84.50$44.74$26.31$35.55$32.55$48.46$36.71$29.67
騰落率-1.3%-27.5%-22.9%-11.2%-0.8%-17.7%-14.7%-0.1%

注: SMCIは2024/10/1付で10-for-1株式分割を実施したため、表の株価はすべて分割後ベースに調整。

注: Q1 FY25(2024/11/5)とQ2 FY25(2025/2/11)は10-Kの遅延により正式決算ではなく「予備的(preliminary)財務情報」のリリース日。

ハイライト決算: Q2 FY26

最も化けた四半期はQ2 FY26(2026/2/3発表)で、売上$12.74B(コンセンサス$10.4Bに対し+22.5%)、前年同期比+123%とハイパーグロースを再点火した。ドライバーはNVIDIA Blackwell Ultraラック向けの大口受注で、累計受注は$13B超に積み上がり、通期FY26ガイドも$36B→$40B+に引き上げ。Q3 FY26ガイダンスも$12.3B+とコンセンサス$11.2Bに対し+9.8%上振れ。一方で粗利率は6.4%まで低下し、AIサーバー組み立ての価格競争・Blackwell初期生産のコスト高が露呈した。発表翌日の株価騰落率は-0.1%とほぼ無風で、市場は「売上のビートを利益率の悪化が相殺している」と冷静に受け止めた。FY25Q3〜Q1 FY26までの連続ミスから一旦立ち直った「化けの瞬間」だが、AAPLやNVDAのような単純な「ビート=株価上昇」のパターンには戻っていない。