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2026年5月28日の開発日記

朝、ベッドの中でX(旧Twitter)の反論コメントを読み返してから一日が始まった。前日に公開した「テーブルに状態を持たせるな」記事への反論が3本刺さっていて、そのまま本文に編み込むところから手が動いた。気付くと、反論への応答・3本の独立記事の並列生成・Codex 5回連続レビュー・本番障害2件の修復まで通っていた。判断する係は自分、走らせる係はAI、検算させる係はまた別のAI——その配置が腹に落ちた一日になった。

今日のタイムライン

タイムライン

今日やったこと

1. state-vs-events 記事を反論コメントで鍛え直した

前日公開の state-vs-events.vue に「イベントソーシングの一言で済む」「理想論でしかない」「体育館の人数管理ならステータスで数えるべき」という反論3本が届いていた。反論を別ページのFAQに分けず、本文の流れに編み込んだ。複式簿記アナロジー(仕訳=生年月日、残高=年齢)を会計士向け補足ボックスに据え、体育館のインタラクティブデモも追加。タイトルも「持たせるな」から「持たせてはいけない(は本当か)」に変えた。

主な成果:

  • 反論3本を本文に取り込んでタイトルとリードまで書き直し
  • useMembershipStoryuseGymStory の2つのcomposableに切り出し、43件のテストが緑で通った
  • vue-pages スキルに「左ボーダー禁止」を恒久ルールとして追記

詳細: 「テーブルに状態を持たせるな」記事を反論コメントで鍛え直した日


2. OAuth・MVC・NN最適化の3記事をサブエージェント3体に並列で書かせた

「OAuthを認証と呼ぶ人」「MVC/MVVM/MVPの違いが説明できない人」「Web開発が将来NNの最適化処理になる」の3テーマを、file-editor サブエージェント3体に分担させた。直列で書くと半日溶けるところを並列で1時間に圧縮。useBlogArticles.ts の登録部分だけは競合するので最後に自分の手でまとめた。

主な成果:

  • 独立したVueページ3本、71件のユニットテストすべて緑
  • 純粋関数 oauthFlow.ts / uiArchitecturePatterns.ts / softwareEraClassifier.tsapp/utils/ に切り出し
  • 競合点だけ人間が引き取る分担パターンの再現性を確認

詳細: サブエージェント3体を並列起動して、独立したVue記事3本を同時に書かせた


3. 意思決定に繋がらないデータ分析は要らない、を論説記事に落とした

エンジニアチームに異動した直後の朝会で「意思決定に繋がらないデータ分析は要らない」と言ってミーティングを凍らせた逸話を起点に、KPI以外の財務データはほぼ要らない・人的コスト可視化ダッシュボードは判断を動かさない、という論説を書いた。書き直しの過程で「儲かっていない会社ほど無駄な分析をやる」というメカニズムも追加した。

主な成果:

  • honda-sakubun で文末と修飾語順を整え、逸話なしの結論直行構成に再構築
  • 「儲かっていない会社の管理部門が暇でダッシュボードを作り込み始める」メカニズムを実体験ベースで追加

詳細: 意思決定に繋がらないデータ分析は要らない


4. DRAM需給予測をスライド3枚にまとめ、Codex 5回連続レビューで数字を全面修正した

ある購入記事のDRAM需給予測(74枚の画像・本文17,303文字)をHTML+画像で保存し、3分割のスライド形式にまとめた。計画段階で codex exec -m gpt-5.5 に5回連続でレビューさせたら、結論を反転させかねない計算ミス(0.81 EB/年と書いた数字が実際は 6.8 EB/年)が次々に発覚した。最終的にワンチャート・ワンメッセージ形式(矢印キー移動)で、需給バランス図はbase/upside/extremeの3シナリオ切替まで作り込んだ。

主な成果:

  • 自分の計算ミスをCodexが拾い、5回目でGOサインが出るまで本文を全面改訂
  • DB schema + seed + slide-runtime + 3スライドHTML + Source Map別ページまで揃った
  • HBM需要に応じてS3セグメントから能力が削られる構造をインタラクティブに可視化

詳細: DRAM需給予測をスライド化、Codex 5回連続レビューで数字を全面修正した日


5. AI会計税務SaaS 2社(Black Ore / Basis)を調査して公開記事化した

Black Ore(a16zリードのSeries A 60M)とBasis(Series A延長 34M、Series B $100Mでユニコーン入り)の2社をそれぞれ調査して公開記事にまとめた。Black OreはUltraTax/Lacerte/CCH Axcessの上位レイヤーで「達人をAIで上書きする」位置取り、BasisはQuickBooksとLacerteの両方を上から動かすエージェント層、という違いを整理した。日本では「達人を経由せずe-Tax XTXを直接生成する」仮説が立つ、というところまで踏み込んだ。

主な成果:

  • 2記事とも Intuit / Wolters Kluwer / Thomson Reuters の三強構造への影響まで言及
  • worktree から master へのcherry-pick + push を実行し、メインブランチに反映

詳細: Black Ore Tax Autopilot を調べるAI会計スタートアップ Basis を調べた


6. 912件の自己ループリダイレクトとOG画像署名切れの本番障害2件を一気に直した

ユーザーの目視で「公開記事が本番で表示されない」「Twitterカードが出ない」の2件が発覚。Claude Codeに git blamewrangler secret rotation を代行させて根本原因まで詰めた。自己ループは912件分が機械的に出力されていて、frontmatter pathがslugと一致する記事は全部本番でアクセス不能だった。OG画像は .envdev- 始まりのダミー値が紛れ込んでいて、useOgSignature.ts のフォールバック条件にぶつかっていた。

主な成果:

  • 自己ループ排除でデプロイ時間が473秒→293秒(-180秒、約38%短縮)
  • リグレッション防止テスト redirects-no-loop.test.ts 5件pass
  • verify-og-images.mjsmeasure-deploy.ps1 のprerender完了直後に組み込み
  • Facebookでカード復活確認、Xはキャッシュ反映待ち

詳細: 912件の自己ループリダイレクトとOG画像署名切れを一気に直した日


7. Claude Code バックグラウンドエージェントの解説HTMLを書かせた

「これ今Claude Agentsで立ち上げたけど、普通起動と何が違うんですか?」と聞かれたが、その質問を聞いている本人がまさにバックグラウンドエージェントとして走っていた、という鏡の構図で解説HTMLを書かせた。非同期/常駐/並列/隔離worktree/状態管理の5つの差分を整理した。

主な成果:

  • 公式ドキュメント(Agent View、v2.1.139以降のリサーチプレビュー)と自分の挙動を突き合わせて検証
  • HTMLは worktree に隔離して memo/2026-05-28/ に出力

詳細: Claude Code のバックグラウンドエージェントは普通のセッションと何が違うのか


8. UI レビュー、Chrome DevTools MCP で代替できる、を記事化した

「Claude Code + Playwright で UI レビュー」というZenn記事を読み、Chrome DevTools MCPでも技術的にはほぼ完全に代替できることを整理した記事を書いた。Playwrightが効くのは決定論性・CI実行・コンテキスト効率の3点だけで、元記事の本当の価値はツール選択ではなく評価軸の言語化と自走ループ設計にあった、と結論づけた。

詳細: Claude Code の UI レビュー、Playwright じゃなくて Chrome DevTools MCP でも同じことはできる


9. /make-diary が auto-mode 分類器に止められたのを既存ルールで突破した

前日(2026-05-27)の日記生成の最終手順で、Koyfin内部APIから取った3銘柄のJSONをTursoに取り込むBashコマンドが、Claude Code の auto-mode 自動権限分類器に拒否された。settings.local.json を書き換えようとしたら再度拒否(「Claudeが自分の権限ファイルを書き換えるのはセキュリティ境界」)。最終的に、既存allowに Bash(uv run:*) がすでに存在していたので、cat | (cd && uv run) という形を uv run --directory ... に書き換えてルール開始トークンを揃え、突破した。

主な成果:

  • AI に自分の権限を広げさせない設計が正しいと腹落ち
  • 既存allowルールを使い回すにはコマンド形を「ルール開始トークン」に揃える、という運用パターンを確立
  • NVDA/MU/SNDK 3銘柄ともTurso取り込み完了

詳細: /make-diary が auto-mode 分類器に止められた話


今日の試行錯誤

#テーマ試したこと結果気づき
1state-vs-events への反論対応反論を別FAQページに分けるか、本文に編み込むか本文に編み込む読み物として自然に成立させる方が読者に親切。メタな「訂正セクション」は外す
23記事の並列生成サブエージェント3体に分担、登録だけ自分で71テスト全件pass、競合なし「競合点だけ人間が引き取る」分担パターンが安定して機能する
3DRAMスライドの数字検算Codexに1回レビューさせる6点指摘で計画書を全面改訂1回では足りなかった
4DRAMスライドの数字検算Codexに2〜5回連続でレビューさせる4→4→4→1点と収束、5回目でGO桁違いの計算ミス(0.81→6.8 EB/年)を自分では気付けなかった
5DRAMスライドのキーメッセージ箇条書きで書いたストーリーが繋がらない文章にして読み下したらストーリーが見えるように作り直し
6DRAMスライドの単位混在EB/年・ウェハ枚数・iPhone台数で表記読みづらい全スライドに「単位の橋渡し注釈」を追加
7リダイレクトループ調査_redirects を grep912件の自己ループ発見frontmatter pathとslugが一致する記事は全部水没していた
8OG画像の原因特定git blame を AI に任せる2026-03-17 から dev- ダミーが本番に紛れ込んでいたテストでは拾えない領域。ユーザー目視が結局最強
9wrangler secret rotationPowerShell で実行denyルールでブロックBash に切り替えて実行
10auto-mode ブロック突破settings.local.json を書き換える再度ブロック(自己権限書き換えはセキュリティ境界)これは正しい設計だと納得
11auto-mode ブロック突破コマンド形を uv run --directory ... に変える既存allowルールに一致して通った同じ意味のコマンドでも開始トークンで判定が変わる

今日の学び

  • 反論コメントは別FAQに分けるより、本文の流れに編み込んで「読み物として成立させる」方が読者に親切
  • 桁違いの計算ミスは自分では気付けない。LLMで数字をクロスチェックさせる発想は本物に効く
  • サブエージェント並列は「競合点だけ人間が引き取る」分担で安定する
  • AIに自分の権限を広げさせない設計は正しい。コマンド形を既存allowに揃える運用に寄せる
  • 本番障害は結局ユーザーの目視で発覚した。テストでカバーできない領域がある
  • vue-pages の「左ボーダー禁止」のような恒久ルールはスキルに書き残して .claude.agents 両方に同期する

明日やること

  • OG画像のXカード反映を確認する(キャッシュ自然失効後の houjinzei-xtx-roadmap 等の未シェア記事で確認)
  • DRAMスライドのHBM需給シナリオに「3本のバーで振れ幅を見せる小さな図」を追加するか検討
  • Black Ore / Basis 記事に、日本の「全力法人税」など既存OSSの開発工数記事へのリンクを足す
  • verify-og-images.mjs をCIに組み込むか検討

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